ローマの休日

映画「ローマの休日」を何年ぶりだろう・・・ 

四半世紀ぶりくらいに観ました。 

こんなに楽しく、せつなく、心に残る名画だったのか、と

改めて感じる事が出来ました。

決して多くないセリフなんですが、画として観る人に夢と感動を与えてくれます。

 

冒頭、アン王女が各国の主賓達に、王女としてあいさつをしているシーン。

握手をしながら正しい笑顔で「サンキュ」しかほとんど言ってないんです。そのワンシーンの中で、アン王女は我慢しきれずスカートの中でハイヒールを脱ぎ、足を掻くんですよね。そしてハイヒールを再び履こうとしたら、スカート下から、ハイヒールが外に転がってしまうんです。

ほんのスタートの数分で、素の彼女を表現したすばらしさ、見事だな、と思いました。このたったこれだけの行動で、観客はアン王女を一瞬で好きになったんじゃないかな、と思います。すばらしい!

 

現実世界においてもそうだと思うのですが、個の魅力って、その人の行動に表れるんですよね。どんなにきれいで魅力的な言葉を並べたとしても、行動が全てなんです。行動こそが自分の印象を他に与えるんですよね。

 

 

ブログを書こうと思い立ったはいいけれど、何を書いていいのかわかりませんでしたが、芸術好きの私としては、触れて感動した芸術の感想をほんの少しづつですが綴っていこうと思います。